国語辞典のひみつ2025
				昨年に続き、
				2025年7月19日~8月31日の期間、出版クラブビル(神保町)のクラブライブラリーで“夏休み特別企画「国語辞典のひみつ」”を開催しました。
				会期中、多くの方にご来場いただきました。ありがとうございます。
				
こちらに展示の様子を記録しておきます。
				
 
				なお、展示用の各種パネルや辞書類は、そのまま“貸し出し用パッケージ”として保存しています。 小学校・特別支援学校での辞書引き学習や書店でのフェア開催等でご活用頂ければと思います。 下記【展示アイテム】で、●=貸し出し可、○=応相談、×=貸し出し対象外、です。 運送費については、原則、ご負担をお願いいたします。
				活用事例
				昭和学院小学校さま(2025年9月)
				
展示内容
国語辞典って何だろう?
 
		一つめのパネルは「国語辞典って何だろう?」。 上の段には今回の展示の見取り図のようなもの、 下段には各種の辞書。
【展示アイテム】
	●パネル「国語辞典って何だろう?」
	●パネル「展示コーナーナビ」(平台置き)
	●『例解小学国語辞典 第八版』三省堂
	●『例解小学国語辞典 第八版 コウペンちゃんデザイン』三省堂
	●『全訳読解古語辞典 第五版』三省堂
	●『詳説古語辞典』三省堂
	●『全訳漢辞海 第四版』三省堂
	●『例解小学漢字辞典 新装第六版 コウペンちゃんデザイン』三省堂
	●『ウィズダム英和辞典 第4版』三省堂
	●『ウィズダム英和辞典 和英辞典 第3版』三省堂
	●『キッズクラウン英和・和英辞典 新装版』(2冊)三省堂
	●『ジュニアクラウン小学英和・和英辞典』三省堂
	●『ジュニアクラウン中学英和・和英辞典 第13版』三省堂
	●『ジュニアクラウン中学英和辞典 第15版』三省堂
	●『ジュニアクラウン中学和英辞典 第12版 新装版』三省堂
	●『デイリーコンサイス英和・和英辞典 第8版』三省堂
	●『デイリーコンサイス独和・和独辞典 第2版』三省堂
	●『デイリーコンサイス仏和・和仏辞典 第2版』三省堂
	●『デイリーコンサイス伊和・和伊辞典』三省堂
	●『デイリーコンサイス西和・和西辞典』三省堂
	●『デイリーコンサイス中日・日中辞典 第3版』三省堂
	●『デイリーコンサイス韓日・日韓辞典』三省堂
	●『クラウン独和辞典 第5版』三省堂
	●『クラウン仏和辞典 第7版』三省堂
		
使いやすさのくふう
 
		二つめのパネルは「使いやすさのくふう」。 1965年の小学生向け国語辞典と現在のものとを比べたり、各社の工夫の様子を見比べたり。 下の段には、各社の漢字辞典も。
【展示アイテム】
	●パネル「使いやすさのくふう」
	●『新レインボー小学国語辞典 改訂第7版』Gakken
	●『チャレンジ小学国語辞典 カラー版第2版 どうぶつデザイン』ベネッセコーポレーション
	●『小学新国語辞典 三訂版』光村教育図書
	●『例解小学国語辞典 第八版』三省堂
	●『例解小学国語辞典 第八版 コウペンちゃんデザイン』三省堂
	●『例解学習国語辞典 第十二版』(2冊)
	●『例解学習国語辞典 第十二版 ワイド版』
	●『例解学習国語辞典 第十二版 ドラえもん版』小学館
	●パネル「漢字辞典も見てみよう」
	●『チャレンジ小学漢字辞典 カラー版第2版 どうぶつデザイン』ベネッセコーポレーション
	●『小学新漢字辞典 三訂版』光村教育図書
	●『例解小学漢字辞典 新装第六版』三省堂
	●『例解学習漢字辞典 第九版 新装ワイド版』小学館
	●『例解学習漢字辞典 第九版 新装版』小学館
	●『小学生のための漢字をおぼえる辞典 第五版』旺文社
		
五十音ひょうをおぼえよう!
 
		三つめのパネルは「五十音ひょうをおぼえよう!」。 ここでは、左から「あ行」になっています。 国語辞典を使うのに慣れてきた頃には、五十音表がしっかり頭に入っているはず。 また、国語辞典に限らず、調べるための書物が「なんらかの順・基準で並んでいる」ということにも気づきます。
【展示アイテム】
	●パネル「五十音ひょうをおぼえよう!」
	●『新レインボー はじめて国語辞典 新装版』Gakken
	●『チャレンジ小学国語辞典 カラー版 第2版』ベネッセコーポレーション
	●『小学新国語辞典 三訂版』光村教育図書
	●『例解小学国語辞典 第八版』三省堂
	●『例解学習国語辞典 第十二版』小学館
	●『新レインボー小学国語辞典 改訂第7版 小型版 最強王図鑑エディション』Gakken
	●『新レインボー小学漢字辞典 改訂第6版新装版 小型版 最強王図鑑エディション』Gakken
	●『すみっコぐらし はじめての漢字辞典』主婦と生活社
		
ことばのならび方のきまり
 
		四つめのパネルは「ことばのならび方のきまり」。 辞典によって、どちらが先かというのは違う場合もありますが(*)、だいたいの並び方の観点としてはこちらのパネルの通りです。 並び方を試せるブロックも用意しました。 (*)大人向けだと小さく書く字が先にあったり、のばす音は省く場合も。
【展示アイテム】
	●パネル「ことばのならび方のきまり」
	●体験教材「ならべてみましょう」
	●『フレーズで覚えることばの結びつき辞典 コロケーション・慣用句』(2冊)Gakken
	●『グループで覚えることばの使い分け辞典 類義語・対義語』(2冊)Gakken
	●『セットで覚える漢字の使い分け辞典 同音異義語・同訓異字』(2冊)Gakken
	●『新レインボー 百人一首辞典 新装版』Gakken
	●『新レインボー 四字熟語辞典 新装版 故事成語』Gakken
	●『新レインボー ことわざ辞典 改訂第3版 慣用句・四字熟語』Gakken
		
くらべてみよう
 
		五つめのパネルは「くらべてみよう」。 ここから三つのブースでは、夏休みの自由作品としてもご活用いただけるかと「ひきくらべシート」を用意しました。 ここでは、小学生向け国語辞典を比べやすいようなシートを置き、その使いかたを説明しています。
【展示アイテム】
	●パネル「くらべてみよう」
	●『新レインボー小学国語辞典 改訂第7版』Gakken
	●『例解小学国語辞典 第八版』三省堂
	●『例解学習国語辞典 第十二版』小学館
	●『はじめての国語辞典』小学館
	●『すみっコぐらし はじめての国語辞典』主婦と生活社
	●『例解新国語辞典 第十一版』三省堂
	●辞書ひきくらべシート、夏休み自由研究サンプル
		
辞書のなかま
 
		六つめのパネルは「辞書のなかま」。 調べるための本は国語辞典のほかにもたくさんあります。 漢字辞典や英語の辞典、百科事典や図鑑など、同じことばがどんなふうに書かれているか、比べられるようなシートも用意しました。
【展示アイテム】
	●パネル「辞書のなかま」
	●『新レインボー小学漢字辞典 改訂第6版新装版』Gakken
	●『学研の図鑑LIVE 動物 新版』Gakken
	●『例解新漢和辞典 第六版』三省堂
	●『例解新漢和辞典 第六版 とくべつデザイン』三省堂
	●調べる本ひきくらべシート
	●調べる本ひきくらべシート「人」
		
もっとくわしく
 
		七つめのパネル「もっとくわしく」。 今回の展示は小学生向け国語辞典が中心でしたが、中学生以上向けのものや、大人向けのものでは違う説明のしかたをしていたりも。 辞書は、年齢や用途に合わせて各種あります。 大人になっても、手もとに置いて使ってください。 よき相談相手になるはずです。
【展示アイテム】
	●パネル「もっとくわしく」
	×『広辞苑 第七版』岩波書店
	●『旺文社国語辞典 第十二版』旺文社
	●『標準国語辞典 第八版』旺文社
	●『標準国語辞典 特装版』旺文社
	●『例解新国語辞典 第十一版』三省堂
	●『例解新国語辞典 第十一版 とくべつデザイン』三省堂
	●『例解小学国語辞典 第八版』三省堂
	●『チャレンジ小学国語辞典 カラー版第2版』ベネッセコーポレーション
	●『小学新国語辞典 三訂版』光村教育図書
	×『日本国語大辞典 第二版』小学館
	●ランクアップ!辞典ひきくらべシート
		
自由にさわろう
 
		もっと自由に辞書引きできるように、各展示コーナーとは別に、テーブルの上にも国語辞典を並べました。
【展示アイテム】
	●『チャレンジ小学国語辞典 カラー版第2版』ベネッセコーポレーション
	●『例解小学国語辞典 第八版』三省堂
	●『例解小学国語辞典 コウペンちゃんデザイン』三省堂
	●『例解学習国語辞典 第十二版 ドラえもん版』小学館
	●『小学新国語辞典 三訂版』光村教育図書
		
(拡大展示)実践!辞書引き学習
 
		深谷圭助先生による「辞書引き学習」の紹介と、実際に児童が辞書引き学習に取り組んだ国語辞典や百科事典を展示しました。
【展示アイテム】
		●パネル「ぐんぐんボーイ」
		●ミニ写真パネル「辞書引き風景」
		○『ことばの力がつく 辞書引き学習』小学館
		×『ドラえもん はじめての国語辞典』小学館(付箋つき)
		×『例解学習国語辞典 第十一版 ドラえもん版』小学館(付箋つき)
		×『きっずジャポニカ 新版』小学館(付箋つき)
		
(拡大展示)知る、遊ぶ、楽しむ
 
		辞書についてもっと知るための本、 辞書を使って、または辞書とは違うアプローチで、楽しく語彙力をアップするための本、 漢字やことわざを興味と親しみを持って学ぶための本などを揃えました。
【展示アイテム】
		●「ゲームで楽しく語彙力アップ! めざせ辞典マスター」(全3巻)ポプラ社
		●「辞書・事典のすべてがわかる本」(全4巻)あすなろ出版
		●『みんなでつくる1本の辞書』福音館書店
		×『言語感覚をみがく! ことばあそびワーク 語彙の世界』Z会
		×『かいけつゾロリアカデミー ことわざ まなびの天才』ポプラ社
		×『見て楽しむ ことば図鑑』幻冬舎
		×『知りたいこと図鑑』KADOKAWA
		○『新迷解 もっと!ポケモンおもしろことわざ』小学館
		○『パンダでおぼえる ことわざ慣用句』学研プラス
		×『ギャグ習まんが 正しいことわざどっち辞典』小学館
		○『ちびまる子ちゃんの続ことわざ教室』集英社
		○『ドラえもんの国語おもしろ攻略 ドラえもんのことわざ辞典 改訂新版』小学館
		×『本物の国語力をつけることばパズル 入門編』『― 初級編』『― 中級編』小学館
		×『本物の読解力をつけることばパズル 入門編』『― 初級編』『― 中級編』小学館
		×『えもじとかんじ』フレーベル館
		×『さわって!あそんで!みんなの漢字』漢検
		
●=貸し出し可、○=応相談、×=貸し出し対象外
運送費については、原則、ご負担をお願いいたします。
パネルは実物ではなく、PDF版下の提供に代替も可能です。
(参考展示)辞書文化を支える
 
		
【展示アイテム】
	◎鈴木絢音著『言葉の海をさまよう』幻冬舎
	◎ながさわ著『使える!国語辞書:日本語教師読本4』
	◎ながさわ著『比べて愉しい国語辞書:ディープな読み方』河出書房新社
	◎サンキュータツオ著『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』角川学芸出版
	◎日本語学会編『日本語探究のすすめ:日本語学と国語教育の連携に向けて』大修館書店
	◎松浦年男著『自由研究 ようこそ! ことばの実験室へ』ひつじ書房
	◎柏野和佳子監修『知れば知るほど好きになる ことばのひみつ』高橋書店
	◎見坊行徳、稲川智樹著『辞典語辞典: 辞書にまつわる言葉をイラストと豆知識でずっしりと読み解く』誠文堂新光社
	◎飯間浩明著『三省堂国語辞典のひみつ』三省堂
	◎『NHKカルチャーラジオ 文学の世界:国語辞典のゆくえ』NHK出版
	◎西練馬『グルメな辞書』Lexicography 101
	◎西練馬『悩み別にみる 辞書の選び方』Lexicography 101
	◎『ジショカツ彙報:創刊号』Lexicography 101
	◎『辞書尚友:001』
	◎ピグフォン『ドーオンとイギーゴ物語』
		
(ミニ展示)戦争と言葉
 
		
		出版という仕事は、過去・現在の歴史において戦争と不可分です。
		そして戦争には、出版業の根本にある“言葉”に、新しい意味を生み出して付与するという機能があります。
		ある言葉が戦時には別の意味で使われ、そこには怒りや悲しみがつきまとう
		――
		いつまで私たちはその愚かさを繰り返すのでしょうか。
		
		ここに戦争と言葉にかかわる本を集めました。
		言葉の利便性と懐疑性をかえりみる契機となれば幸いです。
		
【展示アイテム】
	◎藤原てい著『流れる星は生きている』中公文庫
	◎広島原爆体験記刊行会編『原爆体験記』朝日選書
	◎暮しの手帖編集部編『戦争中の暮しの記録』暮しの手帖社
	◎ウージェーヌ・フィリップス著、宇京頼三訳『アルザスの言語戦争』白水社
	◎水木しげる著『水木しげるのラバウル戦記』ちくま文庫
	◎井之川巨著『君は反戦詩を知ってるか:反戦詩・反戦川柳ノート』皓星社
	◎坂本龍一、sustainability for peace著『非戦』幻冬舎
	◎アンヌ・モレリ著、永田千奈訳『戦争プロパガンダ10の法則』草思社文庫
	◎ノーム・チョムスキー著、鈴木主税訳『メディア・コントロール:正義なき民主主義と国際社会』集英社新書
	◎木下和寛著『メディアは戦争にどうかかわってきたか:日露戦争から対テロ戦争まで』朝日選書
	◎大石五雄著『英語を禁止せよ:知られざる戦時下の日本とアメリカ』ごま書房
	◎藤井貞和著『言葉と戦争』大月書店
	◎『表参道が燃えた日:山の手大空襲の体験記』「表参道が燃えた日」編集委員会
	◎大竹聖美著『植民地朝鮮と児童文化:近代日韓児童文化・文学関係史研究』社会評論社
	◎日本を知る会編『若者を戦争に送る言葉:出征兵士への送辞から戦死者への弔辞まであいさつ例66』データハウス
	◎ジェイコブ・F.フィールド著、阿部寿美代、平澤亨訳『戦争と演説:歴史をつくった指導者たちの言葉』原書房
	◎山崎佳代子著『ベオグラード日誌:増補版』ちくま文庫
	◎江利川春雄著『英語教科書は〈戦争〉をどう教えてきたか』研究社
	◎栗原彬、吉見俊哉編『敗戦と占領:ひとびとの精神史(第1巻)1940年代』岩波書店
	◎テッサ・モーリス‐スズキ 編『朝鮮の戦争:ひとびとの精神史(第2巻)1950年代』岩波書店
	◎辻田真佐憲著『たのしいプロパガンダ』イースト新書Q
	◎早川タダノリ著『「日本スゴイ」のディストピア:戦時下自画自賛の系譜』朝日文庫
	◎稲葉茂勝ほか著『「戦争」と「平和」をあらわす世界の言葉』今人舎
	◎髙井ホアン著『戦前不敬発言大全』パブリブ
	◎髙井ホアン著『戦前反戦発言大全』パブリブ
	◎半藤一利著『戦争というもの』PHP研究所
	◎スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、鎌倉英也、徐京植、沼野恭子著『アレクシエーヴィチとの対話: 「小さき人々」の声を求めて』岩波書店
	◎「言葉を刻む」取材班著『地べたの戦争:記者に託された体験者の言葉』西日本新聞社
	◎松田行正著『戦争とデザイン』左右社
	◎「言葉を刻む」取材班著『そこから青い闇がささやき:ベオグラード、戦争と言葉』ちくま文庫
	◎東谷仁著『記憶する戦争』遊行社
	◎林志弦著、澤田克己訳『犠牲者意識ナショナリズム:国境を超える「記憶」の戦争』東洋経済新報社
	◎オスタップ・スリヴィンスキー作、ロバート キャンベル訳著『戦争語彙集』岩波書店
	◎髙井ホアン著『鬼畜米英漫画全集』パブリブ
	◎七尾和晃著『語られざる昭和史:無名の人々の声を紡ぐ』平凡社
	◎コウコウテッ著、四元康祐編集『ミャンマー証言詩集:いくら新芽を摘んでも春は止まらない』港の人
		
